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筋萎縮性側索硬化症:ゲノムワイド関連研究により、弧発性筋萎縮性側索硬化症の感受性遺伝子座を19p13.3(UNC13A)および9p21.2に同定

Nature Genetics 41, 10 doi: 10.1038/ng.442

弧発性筋萎縮性側索硬化症(ALS)の2,323人と対照9,013人においてゲノムワイド関連解析を行った。さらに、P<1.0×10-4のSNPすべてについて、罹患者2,532人と対照5,940人からなる独立した2つ目のコホートにおいて評価した。ゲノム全域のデータの解析から、1つのSNP(rs12608932)がゲノム規模の有意な関連を示した(P=1.30×10-9)。このSNPは2つ目のコホートで強力な再現性を示し(P=1.86×10-6)、また、両段階を統合した場合は、P=2.53×10-14であった。このrs12608932のSNPは、19p13.3に存在し、UNC13A領域内のハプロタイプブロックに位置決定された。UNC13Aは、神経筋シナプスでのグルタミン酸塩などの神経伝達物質の放出を調節する遺伝子である。さらにSNPの検討を進めると、両段階の統合解析で、さらに2つのSNPがゲノム規模の有意な関連を示した(rs2814707、P=7.45×10-9、およびrs3849942、P=1.01x10-8)。これらのSNPは、いくつかの大規模な家系でこれまでにみられた、前頭側頭型認知症を伴う家族性ALSとの連鎖領域である染色体9p21.2に位置している。

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