Brief Communication

肺がん:5p15.33および6p21.33にみられる多型は肺がん発症リスクに影響を及ぼす

Nature Genetics 40, 12 doi: 10.1038/ng.273

511,919のSNPに対して肺がん患者1,952例(症例)と健常者1,438例(対照)を比較したゲノムワイド関連(GWA)研究を行った。最も有意な関連は15q25.1で得られ(rs8042374、P=7.75×10-12)、これは最近の知見を確認するものであった。 2種類の別のGWA解析によるデータを統合し(症例5,095例、対照5,200例)、さらに新たに、症例2,484例、対照3,036例について再現関連研究を行うことで、6p21.33 (rs3117582, BAT3-MSH5Pcombined=4.97×10-10)と、5p15.33 (rs401681, CLPTM1LPcombined=7.90×10-9)にマッピングされる、2つの新規の肺がん関連リスク座位を同定した。

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