Brief Communication

肥満:FTOの多型が小児肥満と重症成人肥満に関与している

Nature Genetics 39, 6 doi: 10.1038/ng2048

我々は、染色体16q12.2にあるFTO(fat mass and obesity associated)遺伝子の第1イントロンにある一連のSNPが、ヨーロッパ系民族の成人と小児の両方において、早期発症および重症肥満に一貫して強い関連があることを見いだした。2,900人の患者と5,100人の対照群を用いて、その実験レベルP値は、1.67×10-26である。リスクハプロタイプは、一般の肥満に対して22%の寄与危険度をもっていた。FTOはヒトの肥満に寄与しており、したがって、機能解析を進めていく標的となると結論する。

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