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糖尿病:CDKAL1の変異がインスリン応答と2型糖尿病のリスクに影響を及ぼす

Nature Genetics 39, 6 doi: 10.1038/ng2043

我々はアイスランドの症例群と対照群を用いて2型糖尿病(T2D)のゲノムワイドな関連解析を行い、すでに報告されている転写因子7様2(TCF7L2)遺伝子のある変異が、最も有意なリスクを与えることを確かめた。さらに、最近同定されたCDKAL1遺伝子の2つのリスク変異の確認を行うとともに、この遺伝子のある変異がヨーロッパ系民族のT2D患者(対立遺伝子特異的オッズ比(OR)=1.20(95%信頼区間、1,13-1.27)、P = 7.7 × 10-9)、および漢民族で香港人のT2D患者(OR = 1.25 (1.11-1.40)、P = 0.00018)と関連していることを同定した。この変異の遺伝子型ORは、ヘテロ接合型の個人よりもホモ接合型の個人において、はるかに強い影響を及ぼすことを示唆している。ホモ接合体のORは、ヨーロッパと香港のグループでそれぞれ、1.50(1.31-1.72)と1.55(1.23-1.95)であった。ホモ接合型のインスリン応答は、ヘテロ接合体もしくは非保有者よりもおよそ20%低く、この変異がインスリン分泌の低下を通じてT2Dのリスクとなることを示唆する。

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