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染色体工学のための挿入型変異導入ベクターデータベース(MICER)

Nature Genetics 36, 8 doi: 10.1038/ng1388

胚性幹細胞技術は、哺乳動物の生体における遺伝子機能の評価手段を提供したことにより、生物学に革新をもたらした。今日、胚性幹細胞からマウス個体を作り出すことは、日常的に行われていることではあるが、突然変異を導入する主要な方法の1つである遺伝子ターゲティングはめんどうなプロセスである。本論文では、2種のライブラリーからなる既存の挿入型遺伝子ターゲティングベクター93,960クローンのインデックス化を報告する。これらのベクターのうち5,925クローンは、平均ターゲティング効率28%で遺伝子破壊に直ちに使用可能である。さらに2種のライブラリーからのベクターを組み合わせることにより遺伝子の両方の対立遺伝子を破壊することや、欠失、重複、転座、逆位といった、より広範囲なゲノム上の改変を操作することが可能である。これらのインデックス化されたベクターは、マウスゲノムに対する大規模ターゲティング操作のための公的データベースMICER(Mutagenic Insertion and ChromosomeEngineering Resource)に登録されている。

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