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小惑星探査機が採取した破片に生命の構成要素

小惑星探査機オシリス・レックスのサンプル採取装置に付着した黒い粒子(中央右寄り)。 Credit: Erika Blumenfeld, Joseph Aebersold/NASA via AP/Alamy

2023年9月24日、米国航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機オシリス・レックス(OSIRIS-REx:Origins, Spectral Interpretation, Resource Identification and Security-Regolith Explorer)が小惑星ベンヌの破片を地球に持ち帰った。その量は、これまでに地球に持ち帰られた小惑星のサンプルとしては最も多く、地球の生命の構成要素の一部でもある水や炭素を含有するごつごつした岩石や塵も含まれていた。同年10月11日、NASAは初めてこの小惑星のサンプルの画像を公開した。

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翻訳:三枝小夜子

Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 1

DOI: 10.1038/ndigest.2024.240121

原文

‘Incredible’ asteroid sample ferried to Earth is rich in the building blocks of life
  • Nature (2023-10-11) | DOI: 10.1038/d41586-023-03178-0
  • Alexandra Witze