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問われ始めた生態学の再現性

同じデータセットを用いても、導き出される答えにはばらつきが見られることが分かった。 Credit: Laurence Dutton/Getty

研究の再現性を検証する実験に参加した200人以上の生物学者が同じ生態学データセットを解析したところ、導き出された結果に大きなばらつきが見られた。この種の大規模研究が生態学分野で実施されるのは今回が初めてであり、環境の差異ではなく科学者のデータ解析時の選択によって、生態学分野の研究結果にどれだけのばらつきが生じ得るかが示された(E. Gould et al. Preprint at EcoEvoRxiv https://doi.org/gswhwr; 2023)。この研究は2023年10月4日に公開されたが、まだ査読は受けていない。

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翻訳:三枝小夜子

Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 1

DOI: 10.1038/ndigest.2024.240120

原文

Reproducibility trial: 246 biologists get different results from same data sets
  • Nature (2023-10-12) | DOI: 10.1038/d41586-023-03177-1
  • Anil Oza