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効く薬がない「究極の耐性菌」の恐怖

Nature ダイジェスト Vol. 10 No. 10 | doi : 10.1038/ndigest.2013.131022

原文:Nature (2013-07-25) | doi: 10.1038/499394a | The last resort

Maryn McKenna

科学や医学の進歩と経済的繁栄や社会保障制度などのおかげで、人類は多くの感染症を実際に克服してきた。 それゆえ、災いが不可避的にやってくるというような黙示録的な表現を保健当局者が使うことはない。ところが、今最後の砦となっている強力な「カルバペネム系抗生物質」に対して、一部の細菌が耐性を獲得し始めており、恐怖を感じながらの監視体制がとられている。

Credit: Nicolas Loran/Getty Images

公衆衛生当局のお偉方は、黙示録的な言い回しを避けるのが普通である。それゆえ、2013年3月に英国と米国の保健衛生当局のトップが、迫りくる「保健衛生の悪夢」や「破滅的な脅威」について相次いで警告を発したことは、事態がそれだけ深刻であることをうかがわせている。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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