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ADAR編集によるモジュール式のプログラム可能な生細胞RNAセンシング

Nature Biotechnology 41, 4 doi: 10.1038/s41587-022-01493-x

単一細胞のトランスクリプトームが続々と得られつつあり、RNAシグネチャーは生細胞の的を絞るための有望な基盤をもたらす。分子RNAセンサーがあれば、さまざまな状況、とりわけ患者や非モデル生物で、特定の細胞型や細胞状態に関する研究および治療介入を行うことが可能になる。本論文では、RNAに作用するアデノシンデアミナーゼによる生細胞RNAセンシング(RADAR)を行うモジュール式のプログラム可能なシステムを紹介する。我々は、基本設計の検証、次いで拡張を行い、その性能を評価して、ヒトおよびマウスのトランスクリプトームとの適合性を分析した。そして、出力レベルを高めてダイナミックレンジを改善する戦略を見いだした。また、RADARが小型のANDロジックを可能にすることも示した。RADARは、転写物のレベルに反応するだけでなく、点変異や融合など、疾患に関連する転写物の配列変化を識別することもできる。最後に、RADARは自己完結型のシステムであり、さまざまな生物で機能する可能性があることが示された。

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