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アデニン塩基エディターはヒト細胞でシトシン変換を触媒する

Nature Biotechnology 37, 10 doi: 10.1038/s41587-019-0254-4

アデニン塩基エディターは、in vitroで進化させたアデノシンデアミナーゼ、およびCas9ニッカーゼによって構成される。本論文では、アデニン塩基エディターが、アデニンをグアニンに変換するのみならず、狭い編集枠(5~7の位置)および限られたTC*N配列環境ではシトシンをグアニンまたはチミンに変換することを明らかにする。アデニン塩基エディターによって誘発されるシトシン置換は、アデノシン変換とは無関係に最高11.2%の効率で起こり、特異性の高い塩基編集に適した標的部位の数を減少させる。

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