Brief Communication

nCas9とヒトAPOEC3Aの融合体による植物の効率的なC→T塩基編集

Nature Biotechnology 36, 10 doi: 10.1038/nbt.4261

塩基エディター(BE)は、さまざまな生物でC→T置換に用いられている。しかし、ラットAPOBEC1系のBE3による編集は、5ヌクレオチドの配列編集枠に限られ、GC環境での効率が低い。本論文では、Cas9ニッカーゼとヒトAPOBEC3Aからなる塩基エディター融合タンパク質(A3A–PBE)が、コムギ、イネ、およびジャガイモにおいて、実験を行った全部位の17ヌクレオチド編集枠で、配列環境とは無関係に、シチジンを効率的にチミジンに変換したことを示す。

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