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プロモーターの高処理能解析法

Nature Biotechnology 30, 6 doi: 10.1038/nbt.2274-1

調節配列が遺伝子発現に影響する仕組みの解析には手間がかかるため、変異したプロモーターおよびエンハンサーのin vivoでの高処理能並行解析を可能とする新しい方法が必要とされている。Segal、Weinbergerたちは、最近発表された2つの研究成果(Nat. Biotechnol. 30, 265-270, 2012およびNat. Biotechnol. 30,271-277, 2012)を補完する方法を用いて、約100ヌクレオチドのプロモーター変異体を数千個合成し、プラスミド上で黄色蛍光タンパク質レポーター遺伝子の上流にクローン化した。酵母を用いた1回の実験で、その大規模なプロモーターライブラリーの発現測定を行った結果、個々の細胞はレポーターのシグナル強度に応じて分類された。研究チームは、異なる発現グループの完全長プロモーター配列を解読することにより、プロモーター変異体と発現レベルを関連づけ、プロモーターの構築および測定を個別に行う場合と同程度に正確な発現測定を行った。今回の研究の焦点は、酵母の転写調節の特徴解明であったが、用いられた方法は、転写後調節、コドン使用頻度、および翻訳開始を指定する配列の解読にも利用可能と考えられる。

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