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ヒト胚性幹細胞由来の膵臓細胞を単離するための細胞表面マーカー

Nature Biotechnology 29, 8 doi: 10.1038/nbt.1931

本研究では、フローサイトメトリーを用いた市販抗体のスクリーニングにより、ヒト胚性幹(hES)細胞由来の膵臓特有の細胞を単離するための細胞表面マーカーを同定した。我々は、CD142を用いて膵臓内胚葉細胞が、またCD200およびCD318を用いて内分泌細胞が、それぞれ選択的に単離されることを示した。単離した膵臓内胚葉細胞をマウスに移植すると、機能性インスリン産生細胞を含むすべての膵臓系列細胞が生じ、それが膵臓前駆細胞であることが示された。対照的に、単離した多ホルモン性内分泌細胞からは、主にグルカゴン細胞が生じた。こうした抗体は、多能性幹細胞から作られた膵臓細胞を用いる糖尿病および膵臓の研究に役立つ可能性がある。

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