Brief Communication

RNAポリメラーゼまたはリボソームタンパク質S12に変異を有する放線菌株がもつ抗菌物質の発見

Nature Biotechnology 27, 5 doi: 10.1038/nbt.1538

本論文では、薬物耐性菌の変異体を選抜することによって抗菌性化合物が発見されることを示す。抗菌物質を産生しない土壌分離Streptomyces種の変異株は、未知の抗菌物質を合成する。我々はその物質をピペリダマイシンと命名した。抗菌物質を産生しない非Streptomyces放線菌種の6%およびStreptomyces種の43%が活性化されてこれを産生した。抗菌物質産生変異体は、いずれもRNAポリメラーゼおよびリボソームタンパク質S12のうち少なくとも一方に変異を有する。

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