Brief Communication

効率の高い酵素を進化させる簡単な選択法

Nature Biotechnology 25, 10 doi: 10.1038/nbt1341

調節可能な転写を酵素分解タグと併用することで、高い細胞内酵素濃度をごく低いレベルに低下させる効果的な手段が得られる。定向進化実験では、こうした細かい制御で選択圧を体系的に高めることができる。野生型活性を有する変異体の同定はこの方法で容易になり、本論文では改変型コリスミ酸ムターゼの例を示す。実施が容易なこの方法のもたらす広いダイナミックレンジは、さまざまな選択形式および細胞利用型スクリーニング法に役立つと考えられる。

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