出版オプション:2つの出版ルート

2021年1月より、著者は、ご自身の研究論文を、下記のいずれかのルートで出版することが可能となりました。

投稿された論文は弊社の編集者によって評価されます。出版に適していると判断されれば査読に回され、査読を通れば(ただし修正は必要です)出版されます。出版された論文を読むことができるのは、Nature Computational Science を購読している機関や個人、あるいは個々の論文を購入した人です。

出版プロセスは上記と同じです。違いは、論文が受理されたときに、著者または資金提供者が論文掲載料(Article Processing Charge:APC)を支払うことです。出版された論文の最終原稿は、公開後は誰でも無料で読めるようになります。Nature Computational Science でオープンアクセス(OA)出版するためのAPCは9,500ユーロです。

オープンアクセスについてさらに詳しい情報

OA出版される論文はオンラインで自由に利用可能となり、再利用と共有が可能なクリエイティブ・コモンズCC-BYライセンスでの公開となります。出版に要する費用は、著者の所属機関または資金提供者が支払う論文掲載料(Article Processing Charge:APC)によりカバーされます。

  • 著者 - 著者は自分の研究成果をより多くの人に見てもらうことができます。オープンアクセス論文は、ペイウォールに阻まれている論文よりも閲覧数が多く、被引用数も多くなります。
  • 読者 - 読者は自分の専門分野の最新の研究やデータセットにアクセスし、それらを基礎にすることができます。コンテンツは誰でも閲覧し、再利用することができます。
  • 資金提供者 - 資金提供者が資金を提供した研究は、より多くの読者に届き、より広い影響力を持つことになります。

オープンアクセス出版でのメリットについて詳しい情報

2020年末までに出版されたすべての原稿は従来モデルで出版され、Nature Computational Science を購読している機関や個人だけがコンテンツを利用できます。

2021年1月以降、本誌に投稿する著者にはOA出版のオプションも与えられます。

所属機関または資金提供者からOA出版を義務付けられていてOA出版する必要がある著者は、このルートを選択することができます。こうした制限がない著者は、従来のルートで出版するかOA出版するかを選択できます。責任著者は、論文が受理された際に、どちらのルートで出版するかを選択する必要があります。

出版モデルにかかわらず、Nature Computational Science はこれまでと同様、社内編集者のチームによるハイレベルな著者サービス、厳格な編集、査読、高品質な出版サービスを提供し続けます。

論文掲載料(APC)とは、論文が出版に向けて受理された著者に請求される金額です。APCの内訳は以下の通りです。

  • 編集作業:論文を評価して出版すべき最も重要な論文を選び出し、著者や査読者と協力して厳格かつ集中的な査読プロセスを通じて原稿に磨きをかけ、査読を管理し、個々の著者に合わせたやり取りをし、管理のサポートをし、ジャーナルの開発を行います。
  • 技術インフラとイノベーション:オンラインジャーナルシステムとウェブサイトの開発、メンテナンス、運営を行います。
  • 論文の制作:論文の形式を整え、レイアウト、組版指示をし、原稿整理を行い、インデックスサービスへの組み込みをします。
  • ジャーナルとコンテンツのプロモーション:ジャーナルに掲載された論文を読者や著者に知ってもらうための広報活動を行います。
  • カスタマーサービス:著者や読者のニーズに対応します。

研究成果をどのように選択、編集、出版、公開し、プロモーションを行っているかについての詳しい情報

Nature Computational Science は最高レベルの著者サービスと、厳格で一貫性ある編集の提供を目指しています。優秀で、プロフェッショナルの、独立した編集者からなる社内チームが:

  • すべての投稿を読み、評価します。
  • 査読に回す論文を決定します。
  • 査読プロセスの始まりから終わりまで著者と査読者を案内します。
  • 受理する論文を決定します。

弊社の編集者は全員が学術環境の出身で、PhDレベルの学位を持ち、科学研究と出版について深く理解しています。

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