Review Summary

内因性カンナビノイドシステムとその治療的活用

Nature Reviews Drug Discovery 3, 9 doi: 10.1038/nrd1495

「内因性カンナビノイド」という用語は、1990年代半ばに作られた。これは、大麻やΔ9-テトラヒドロカンナビノイドおよびこれらの内因性受容体が有する精神活性化作用に関与する膜受容体が発見された後のことである。最近では、内因性カンナビノイドは、リガンドの生合成や不活性化に関与するカンナビノイド受容体や内因性リガンド、酵素などのすべてのシグナル伝達システムを示すようになっている。また、このシグナル伝達システムが関与している疾患が増加し続けているように思われる。カンナビノイド受容体が発見されてわずか10年のうちに、製薬市場に向けた新しい製品が開発されているように、内因性カンナビノイドシステムは、治療薬開発の将来に向け大きな可能性を含んでいると考えられる。本稿で我々は、内因性カンナビノイドシステムを標的とする研究が、近い将来、発展する可能性があることについて考察する。

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