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抗肥満薬の副作用:これまでに分かったこと

チルゼパチドを減量のために使用した人の除脂肪体重は減少しなかった。 Credit: Sandy Huffaker for The Washington Post via Getty

消化器系の副作用

最新世代の抗肥満薬は、グルカゴン様ペプチド1(GLP-1)という食欲調節に関連するホルモンの作用を模倣する。セマグルチドが2017年に米国食品医薬品局(FDA)の承認を初めて受けたときの適応症は2型糖尿病で、オゼンピック(Ozempic)の商品名で販売されている。その後、2021年には肥満症治療薬ウゴービ(Wegovy)として承認された。マンジャロ(Mounjaro)の商品名で販売されているチルゼパチドは、2022年に2型糖尿病の治療薬として承認されたが、減量のために適応外処方されることもある。

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翻訳:藤山与一

Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 1

DOI: 10.1038/ndigest.2024.240117

原文

Anti-obesity drugs’ side effects: what we know so far
  • Nature (2023-10-26) | DOI: 10.1038/d41586-023-03183-3
  • Mariana Lenharo