News in Focus

脊髄損傷で麻痺した脚に自然な歩行を取り戻させた装置

Gert-Jan Oskamはクラッチ杖で歩けるようになった。 Credit: CHUV/Gilles Weber

Gert-Jan Oskam(現在40歳)は12年前に自転車事故で頸部脊髄を損傷し、両脚が全麻痺、両腕が部分麻痺となった。しかし最近では、Oskamは立ち上がって歩けるようになっている。脳と、損傷部位より下の神経との間を結ぶ「デジタルブリッジ」と呼ばれるシステムを導入したインプラント1のおかげだ。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

翻訳:古川奈々子

Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 9

DOI: 10.1038/ndigest.2023.230913

原文

Brain–spine interface allows paralysed man to walk using his thoughts
  • Nature (2023-05-24) | DOI: 10.1038/d41586-023-01728-0
  • Dyani Lewis

参考文献

  1. Lorach, H. et al. Nature https://doi.org/10.1038/s41586-023-06094-5 (2023).
  2. Wagner, F. B. et al. Nature 563, 65–71 (2018).