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慢性的なストレスが腸に炎症を引き起こす仕組み

ストレスは、想像以上に身体に不調をもたらすことが分かってきた。 Credit: urbazon/E+/Getty

心理的ストレスは、炎症性腸疾患(IBD:Inflammatory Bowel Disease)などの腸疾患で生じた腸の炎症を増悪させることが知られているが、その仕組みは分かっていなかった。最新の研究から、それが脳で生じる化学的合図から始まり、腸の免疫細胞で終わるという壮大なものであることが明らかになった。この一連の流れが、IBDの患者には悪影響を及ぼす。

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翻訳:三谷祐貴子

Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 9

DOI: 10.1038/ndigest.2023.230916

原文

Chronic stress can inflame the gut — now scientists know why
  • Nature (2023-05-25) | DOI: 10.1038/d41586-023-01700-y
  • Saima Sidik

参考文献

  1. Schneider, K. M. et al. Cell https://doi.org/10.1016/j.cell.2023.05.001 (2023).