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インフルエンザゲノムをRNAのままシーケンス

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 7 | doi : 10.1038/ndigest.2018.180713

原文:Nature (2018-04-20) | doi: 10.1038/d41586-018-04908-5 | Flu virus finally sequenced in its native form

Ewen Callaway

ゲノムRNAを直接シーケンスする技術が登場した。謎に包まれたRNA修飾の役割に迫ることができるかもしれない。

インフルエンザウイルスは、ゲノム塩基配列がその本来の状態で解読された最初のRNAウイルスとなった。 | 拡大する

DR. GOPAL MURTI/GETTY

遺伝物質(ゲノム)をRNAの形で保存しているインフルエンザウイルス。そのゲノム塩基配列が、RNAのまま初めて完全に解読された1。インフルエンザウイルスをはじめ、遺伝物質をRNAで保存するウイルスはこれまで全て、RNA分子をDNA分子に写し取ることで解読されてきた。今回のインフルエンザウイルスゲノム「原本」は、ナノポア(nanopore;ナノサイズの穴の意味)塩基配列解読法を利用して明らかにされた。この技術では、RNAの鎖が細孔をすり抜けるときのイオン電流の変化(塩基により異なる)に基づき個々の塩基配列を読み取る(Nature ダイジェスト 2014年6月号「『1000ドルゲノム』成功への軌跡」参照)。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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