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Nature Sustainability
Nature Sustainability cover

Table of Contents: 2018年1月号

カバーストーリー「土壌侵食地域への植林の効果」

中国南西部は多数のコミュニティーを抱え、農業が盛んで印象的な景観(写真)が存在するが、土地の濫用と干ばつにより、ベトナム、ラオス、ミャンマーとの国境地域で土壌侵食が発生している。2000年に始まった大規模な生態工学事業は新たな森林の成長とそれに伴う炭素の貯蔵を促進してきたが、今回Yueたちは、この事業によって生じた植生の変化を分析している。

See Yue et al.

Image: Martin Brandt. Cover design: Samantha Whitham.

 
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今月号の目次

Editorial | 08 January 2018

我ら共通のビジョン

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0020-x

Comment | 08 January 2018

「グローバル都市科学」の構築

Michele Acuto, Susan Parnell & Karen C. Seto

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0013-9

Feature | 08 January 2018

米国における都市農業の発達

Lisa Palmer

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0014-8

Research Highlight | 08 January 2018

環境社会学:発展中の研究分野

Ryan Scarrow

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0017-5

Research Highlight | 08 January 2018

良い取り組みが続く環境

Aiora Zabala

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0018-4

Research Highlight | 08 January 2018

環境保護に関する法律は規範的であるべきか

Aiora Zabala

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0019-3

Research Highlight | 08 January 2018

マングローブの多様性の喪失

William Burnside

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0015-7

Research Highlight | 08 January 2018

海洋を汚染するプラスチックに含まれる有毒物質

Xujia Jiang

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0016-6

News and Views | 08 January 2018

被災した故郷に戻るか否か

Etienne Piguet

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0011-y

News and Views | 08 January 2018

人類の未来を予想する新しいモデル

Joseph Robert Burger

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0010-z

News and Views | 08 January 2018

大気汚染物質を大量に排出する小規模火力発電所

Pallav Purohit

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0012-x

Perspective | 08 January 2018

環境政策における「ノーネットロス」の多義性

Martine Maron, Susie Brownlie, Joseph W. Bull, Megan C. Evans, Amrei von Hase et al.

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0007-7

湿地、生物多様性、土地生産力などの自然資本については、全体のプラスマイナスをゼロにする「ノーネットロス」が1つの政策目標になっている。今回の研究は、ノーネットロス政策の意図する効果が、参照シナリオによって大きく異なる場合があることを明示している。

Brief Communication | 08 January 2018

コストが小さい持続可能な行動には「いい気分になること」への期待が関連している

Sander van der Linden

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0001-0

21種類の行動に注目した2波調査から、「いい気分になること」への期待が「環境に優しい行動」と4週間にわたって正の相関を示すことが明らかにされた。この関係は、環境に優しい選択のコストが小さい場合により強くなることがわかった。

Brief Communication | 08 January 2018

持続可能な消費に対する障害は外国語の使用によって緩和される

Janet Geipel, Constantinos Hadjichristidis & Anne-Kathrin Klesse

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0005-9

再生水、人工肉、昆虫食品などの持続可能な製品は、嫌悪感が選択の障害となっている。今回、こうした製品の説明に外国語を用いることで、消費意欲と実際の消費の双方が増加することがわかった。

Brief Communication | 08 January 2018

貿易と食品栄養素の世界的分配の公平性

Stephen A. Wood, Matthew R. Smith, Jessica Fanzo, Roseline Remans & Ruth S. DeFries

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0008-6

バランスの取れた食事は人間の健康にとって不可欠であり、「持続可能な開発目標」にも盛り込まれている。研究から、食品栄養素が全世界で公平に分配されるためには貿易が役に立ち、国際貿易政策が大きな影響を及ぼすことがわかった。

Article | 08 January 2018

被災地の復興の社会経済的影響

Jamie W. McCaughey, Patrick Daly, Ibnu Mundir, Saiful Mahdi & Anthony Patt

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0002-z

災害をきっかけに人々の居住希望地が変化すると、復興によって社会的脆弱性が高まることがある。インドネシアの津波被災地では、多くの人々がより安全な地域に移住しようとしたため、内陸部の住宅費が上昇し、貧困層が海岸付近に住むようになったことが明らかになった。

Article | 08 January 2018

中国のカルスト地域での生態工学プロジェクトによる植生の生育および炭素貯蔵の増加

Xiaowei Tong, Martin Brandt, Yuemin Yue, Stephanie Horion, Kelin Wang et al.

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0004-x

中国は2000年から、南西部のベトナム、ラオス、ミャンマーとの国境地域で、広大な土壌侵食地域の緑化を試みている。今回、植生が再び成長して炭素を貯蔵していることが明らかになり、この生態工学プロジェクトが砂漠化に対して有効であることがわかった。

Article | 08 January 2018

気候変動と都市の成長が都市部と農業地域に水をめぐる競合を生じる

Martina Flörke, Christof Schneider & Robert I. McDonald

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0006-8

人口の増加と気候変動による水の供給量の変化は、全世界の都市に影響を及ぼす。今回調査が行われた都市の27%では2050年までに水の需要量が利用可能量を上回り、その他の多くの都市の水需要が農業と競合する可能性があることがわかった。

Analysis | 08 January 2018

汚染物質排出量が特に多い発電所ユニットからの選択的な排出量削減

Dan Tong, Qiang Zhang, Steven J. Davis, Fei Liu, Bo Zheng et al.

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0003-y

2010年に世界で稼働していた3万カ所以上の化石燃料発電所について発電所ユニット単位での大気汚染物質排出目録を作成した結果、世界の発電容量の0.8%に相当する石炭火力発電所の廃炉または排出抑制技術の導入によって、石炭火力発電所からのPM2.5の排出量を最大で14.2%削減できることがわかった。

Analysis | 08 January 2018

コンクリート生産の急増が世界の水資源に及ぼす影響

Sabbie A. Miller, Arpad Horvath & Paulo J. M. Monteiro

Nature Sustainability 1, doi:10.1038/s41893-017-0009-5

コンクリートの生産が水に及ぼす影響についてはほとんどわかっていない。今回、2012年時点での世界的な影響を定量化し、それをもとに2050年での影響を推定した。さらに、再生可能な水資源の利用可能性に基づいて、どの地域での影響がより深刻になるかを評価した。

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