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実時間フルフィールド任意光波形測定

Nature Photonics 4, 4 doi: 10.1038/nphoton.2010.28

<p>量子限界感度をもち、記録長に制限がなく、瞬時帯域幅がテラヘルツ周波数までスケーラブルな実時間光波形測定技術の開発は、多くの超高速光学現象の研究に役立つであろう。現在、帯域幅が100 GHzを超えるフルフィールド(振幅と位相)光学測定は、等価時間サンプリング法を行うのに反復信号を必要とするか、本質的にシングルショットであり時間記録に制限がある。今回我々は、1.55 µm通信帯域における任意光波形のスペクトルスライスについて並列コヒーレント検出を行う帯域幅・時間記録スケーラブルな測定を実証している。外部バランス型光検出と高速デジタイザーによって、復調された各スペクトルスライスの同相成分と直交位相成分が記録され、デジタル信号処理で信号波形を再構成する。この方法は、受動的であり、他の領域の光スペクトルに拡張でき、単一のシリコンフォトニック集積回路として実現できる。</p>

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