Letter

個々の半導体ナノワイヤーと金属ナノワイヤーの動的な操作と分離

Nature Photonics 2, 2 doi: 10.1038/nphoton.2007.277

<p>ナノワイヤーの合成はここ10年間で進歩し、ナノメートルスケールに集積したさまざまな光エレクトロニクスデバイスにさまざまな絶縁体、半導体、金属材料を使えるまでになった。しかし、任意の組成のナノワイヤーを個々に操作する普遍的な方法を開発するのは常に困難な課題であった。本論文では、直径が20 nm以下の個々の半導体ナノワイヤーと金属ナノワイヤーを光エレクトロニクスピンセットが発生する力によって処理できることを報告する。光エレクトロニクスピンセットは、光ピンセットの100,000分の1の光パワー密度で、個々のナノワイヤーを光ピンセットで得られる最大速度の4倍の速度で移動させることができる。光パターン化した仮想電極を使って銀ナノワイヤーの実時間アレイを形成し、超並列組み立てが可能であることを実証した。さらに、光エレクトロニクスピンセットは半導体ナノワイヤーと金属ナノワイヤーを分離できることから、1次元ナノスケール材料の分離と異種集積においてさまざまな用途が考えられる。</p>

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