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生死のスイッチ

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 9 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120932

原文:Nature (2012-06-14) | doi: 10.1038/486198a | A life or death switch

Andrea A. Gust & Thorsten Nürnberger

免疫反応を引き起こす植物ホルモンであるサリチル酸の受容体が2種類発見された。これらの受容体は、サリチル酸に対する親和性が異なっており、サリチル酸はこの親和性の違いを利用して、感染部位と非感染部位の細胞の生死を制御しているようだ。

多細胞生物は、微生物感染に対する免疫を生まれ持っている。植物では、細胞受容体がエフェクター(植物の監視システムに侵入者の存在を知らせる微生物タンパク質)を認識したときに免疫反応が起こる1,2。免疫反応の活性化には、植物ホルモン「サリチル酸」が必要であり、このホルモンは微生物の攻撃を受けたときに産生される3。しかし、植物がサリチル酸をどのように検知するのか、また、サリチル酸がどのようにして植物の免疫機能を制御するのかについては、いまだ明らかにされていない。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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