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植物状態の「意識」を探る

意思伝達が不可能とされてきた植物状態の患者と、脳スキャン技術を使ってコミュニケーションをとる方法が見つかった。これを発見した神経科学者Adrian Owenは今、この手法を臨床現場に導入しようと奮闘している。

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JOHN HRYNIUK

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 9 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120914

原文:Nature (2012-06-14) | doi: 10.1038/486178a | THE MIND READER

David Cyranoski

「23号」と名付けられた男性患者について話すとき、神経科学者であるAdrian Owenは今でも生き生きとした表情になる。その患者は24歳のときに交通事故で重い障害を負った。命は助かったが無反応になり、神経科医に植物状態と診断され、その状態で5年が経過したところだった。当時ケンブリッジ大学(英国)にいたOwenは、リエージュ大学(ベルギー)の研究者たちとの研究で、その患者を機能的磁気共鳴画像化(fMRI)装置に寝かせて質問を始めた。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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