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病原体は風に乗って太平洋を渡る?

原因不明とされる川崎病の病原体は、大気上空の気流に乗って太平洋を渡っている可能性がある。1960年代に大ヒットしたボブ・ディランの「風に吹かれて」の歌詞にあるように、答えはまさに、風の中にあるのかもしれない。

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Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 7 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120710

原文:Nature (2012-04-05) | doi: 10.1038/484021a | Blowing in the wind

Jennifer Frazer

1981年にワイオミング州から1人の重症の赤ちゃんが飛行機で搬送されてきたときのことを、30年たった今もJane Burnsはよく覚えている。当時、彼女はデンバーにあるコロラド大学医学系大学院で小児科レジデントの3年目だった。到着の21日後、その女の赤ちゃんの皮膚にあった発疹はほとんど消えたが、発熱はいっこうに治まらず、いったい何の病気なのかBurnsにはまるで見当がつかなかった。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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