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小児期の細菌暴露は大事

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 6 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120604

原文:Nature (2012-03-22) | doi: 10.1038/nature.2012.10294 | Early exposure to germs has lasting benefits

Helen Thompson

小児期に細菌にさらされることで発生・成熟中の免疫系が調整される機構の解明に、一歩近づいた。

思う存分、どろんこ遊びしなさい。きっと、アレルギーになりにくくなるでしょう。

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小児期の細菌暴露は、免疫系強化に役立ち、アレルギーや喘息の発症を防止すると考えられているが、その経路は解明されていない。このほど、マウスで、喘息や潰瘍性大腸炎(一般的な炎症性腸疾患)の発症における細菌暴露の役割の解明に役立つ機構が明らかになり、Scienceに発表された1。その論文では、若齢マウスを細菌に暴露すると、体内に存在するインバリアントナチュラルキラーT(iNKT)細胞(NK受容体とともに単一のT細胞受容体α鎖<インバリアント鎖>を発現するNKT細胞)が減少することが示されている。iNKT細胞は、感染防御機能を持つが、自己細胞を刺激し、喘息や炎症性腸疾患などのさまざまな疾患の原因にもなりうる。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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