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ピンボケ度で距離を知るハエトリグモの目

小柳 光正

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 6 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120622

ハエトリグモは、クモの巣を張らない。獲物めがけてジャンプし、捕まえるのだ。その目の構造が変わっていることを知った小柳光正・大阪市立大学准教授たちは詳しく調べてみた。すると、これまでに知られていない珍しい視覚の持ち主であることが発見された1。網膜に結ぶ像のボケ具合で、ハエトリグモは獲物までの距離を測っていたのである。

–– 「ハエトリグモ」とは、おもしろい名前ですね?

小柳: 英語名をジャンピング・スパイダーと言い、その名のとおり、ジャンプして、ハエなどの虫を捕まえて食べます。クモの巣を張らないクモなのです。体長は5〜8mmくらい。家の内外で普通に見ることができますよ。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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