News Feature

カフェインレスコーヒーを求めて

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 6 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120610

原文:Nature (2012-03-15) | doi: 10.1038/483264a | Make it a decaf

Brendan Borrell

風味がよく、商業的に成り立つ、カフェインを含まないコーヒーを作るために、1世紀以上にわたってチャレンジが続いている。

その日もカンピナス大学(ブラジル)の植物生理学者Paulo Mazzaferaは、コーヒーノキの緑色のつやつやした葉をリーフパンチで打ち抜いて豆粒大の葉を採取すると、クロロホルムとメタノールの混合物と一緒に小びんに入れた。葉に含まれる成分を抽出するためだ。そうして得られた96種類のサンプルは高速液体クロマトグラフにかけられ、成分を分離される。翌朝、研究室に出勤してきたMazzaferaは、ノートパソコンの前に座り、分析結果の確認を始めた。クロマトグラムを1つずつスクロールしてカフェインのピークを調べていくのだ。突然、あるサンプルで、そこにあるべきピークが見当たらないことに気づいた。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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