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なぜ、いいかげんに擬態するのか

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 6 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120626

原文:Nature (2012-03-22) | doi: 10.1038/483410a | Life imperfectly imitates life

David W. Pfennig & David W. Kikuchi

自分の姿を別種の生物に似せて、捕食者から身を守るようになった生物種がいる。ところがその中に、擬態が不正確なものがいる。自然選択に直面しながら、なぜ不完全な擬態はなくならないのか。 ハナアブの分析結果から、その謎に迫るヒントが得られた。

150年前、英国の博物学者Henry Walter Bates1はある現象を発見し、それが「自然選択理論のきわめて強力な証拠」だと考えた。そのわずか数年前に自然選択が進化の推進力であることを提唱していたCharles DarwinとAlfred Russel Wallaceは、Batesのこの考えに賛同した。さらにDarwin2は、Batesの論文について、「こんなにすばらしい論文はめったにない」と評価している。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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