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NASAが本命視する原子力宇宙船

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 5 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120517

原文:Nature (2012-02-09) | doi: 10.1038/482141a | Fission power back on NASA’s agenda

Eric Hand

米国学術研究会議は、NASAが優先すべき宇宙技術開発分野について報告書を作成し、原子力宇宙船の実現を最優先課題の1つとした。

木星の大きな氷衛星を探査するNASAのミッション「プロメテウス計画」は、2006年に中止になってしまった。この計画では、原子炉による発電が採用される予定になっていた。

NASA/JPL

Michael Houtsは、宇宙飛行士を原子炉に乗せて火星に行かせたいと考えている。彼は、少量のウラン235(そのエネルギー密度は、液体ロケット燃料の100万倍にもなる)の核分裂により生成する熱で、軽量の水素推進剤を加熱・噴射させると、効率のよい動力源ができると確信している。NASAのマーシャル宇宙飛行センター(米国アラバマ州ハンツビル)の原子力研究部長であるHoutsは、宇宙での原子力発電や原子力推進の可能性にゆるぎない信頼を寄せているが、その技術開発のための資金提供に関しては、一貫性を持って進めてくることができなかった。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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