Seven Days

プーチンに贈られた黄色い水

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 5 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120509

原文:Nature (2012-02-16) | doi: 10.1038/482280a | Putin’s subglacial sample

2012年2月8日、ロシアの北極南極研究所(サンクトペテルブルク)は、科学者が南極の氷床を3769mも掘削し、ついに氷河の底にあるボストーク湖に到達したことを確認した。研究所によると、調査チームが氷底湖に到達したのは2月5日のことだったという。2月10日には、ロシアのウラジーミル・プーチン首相がこの偉業を称賛し、黄色い水のサンプル(写真)を贈られる様子が国営テレビで放送された。この水は、実際にはボストーク湖の湖水ではなく、掘削孔の底にあった融解水だろうと考えられている。ロシアの掘削チームはすでに掘削現場から退去しており、12月になって南極に夏が訪れたら、掘削現場に戻り、さらなる分析を進める予定である。

(翻訳:三枝小夜子)

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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