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高エネルギーの原子X線レーザーを実現

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 4 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120430

原文:Nature (2012-01-26) | doi: 10.1038/481452a | Even harder X-rays

Jon Marangos

レーザーの歴史が半世紀を超えた今、レーザー開発者たちの夢がまた1つ実現した。原子の状態遷移によるレーザーとしては従来よりもずっと高い、キロ電子ボルト領域の光子エネルギーを持つ、X線レーザーだ。

ローレンスリバモア国立研究所(米国カリフォルニア州リバモア)のNina Rohringerらは、原子の状態遷移によるレーザー(原子レーザー)としては初めて、光子エネルギーが849電子ボルト(eV)と高いレーザーの発振に成功し、Nature 2012年1月26日号に報告した1。今回のレーザーの光子エネルギーは軟X線領域にある。軟X線領域の原子レーザーはすでにあったが、これほど高い光子エネルギーを持つものは初めてで、今後の目標である硬X線領域(光子エネルギーが5keV超)の原子レーザーに向けて、重要な第一歩を踏み出したと言える。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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