News & Views

不可解な「クリスマスガンマ線バースト」

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 3 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120326

原文:Nature (2011-12-01) | doi: 10.1038/480047a | A puzzling γ-ray burst

Enrico Costa

ガンマ線バーストは、宇宙のある狭い領域から大量のガンマ線が短時間に放出される現象だ。しかし、その中には、広く認められた理論モデルと矛盾する謎の現象もある。そんな1つが「クリスマスガンマ線バースト」だ。今回2つの研究チームが、このバースト現象を説明する全く異なるモデルをそれぞれ報告した。

ガンマ線バーストの放射は、1日に約2回、宇宙のランダムな方向から地球に届く。1997年、短時間のガンマ線バースト放出後に「残光」が発見されたことがきっかけになり、ガンマ線バーストを起こす天体は、私たちの銀河系(天の川銀河)の外の、遠い銀河にあることが明らかになった1。ガンマ線バーストとその残光を説明するためにこれまでに提案されたメカニズムは、どれも複雑で、内容も異なっている。しかし、ガンマ線バーストの起源を説明する理論は、個々のガンマ線バーストの共通点だけでなく、相違点についても説明できるものでなければならない。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度