Research Highlights

好奇心の強いハイエナほど、問題を解決

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 10 | doi : 10.1038/ndigest.2012.121015

原文:Nature (2012-08-16) | doi: 10.1038/488256a | Curious hyenas crack puzzles

S. BENSON-AMRAM

ブチハイエナの中でも、探索行動がより多様で幅広い個体のほうが、問題解決能力が高いことが明らかになった。これは、創造力が問題解決を助ける人間の場合と全く同じだ。

ミシガン州立大学(米国)のSarah Benson-AmramとKay Holekampは、開けるのにひと工夫いるスチール製パズル箱を考案し、その中に厚切り肉を仕込んだ(写真)。2人は1年かけて、ケニアに生息するブチハイエナ(Crocuta crocuta)の2つの群れにいる62頭が、この箱に対してどんな行動をとるかを観察した。箱に触りたがらないかどうか(新奇なものを恐れる気持ちの代理指標になる)や、箱を開けようとするのに使った戦術的行動(噛みつく、押す、ひっくり返すなど)の種類数を調べた。すると、成獣でも子どものハイエナでも、より多様な行動を見せた個体のほうが、箱を開けるのに成功する確率が高かった。

(翻訳:船田晶子)

キーワード

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度