Research Highlights

グリーンランド氷床が融解する周期

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 10 | doi : 10.1038/ndigest.2012.121027

原文:Nature (2012-08-09) | doi: 10.1038/488132a | Abrupt changes in Greenland ice cycles

J. BALOG/AURORA/GETTY

航空写真の分析から、グリーンランド北西部の氷床の消失は、海水と大気の温度変化に起因する不連続な現象の結果として起こることがわかった。

コペンハーゲン大学自然史博物館のKurt Kjaerの研究チームは、1985年以降の航空写真を利用して、氷床の消失と発達に関する三次元モデルを作成した。このモデルから、氷床が融解するスピードは一様ではなく、1985~93年と2005~10年の2回、融解のピークがあったことが明らかになった。研究者たちは、この氷床の消失を、例年に比べて海水温が高く夏の気温が高かったことと結びつけた。信頼度の高い予測をするためには、このような変動を説明できる氷床モデルが必要だ。

(翻訳:三枝小夜子)

参考文献

  1. Science 337,569-573(2012)

キーワード

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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