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ワクチンの安全性について考える

Nature ダイジェスト Vol. 8 No. 8 | doi : 10.1038/ndigest.2011.110808

原文:Nature (2011-05-26) | doi: 10.1038/473436a | The real issues in vaccine safety

Roberta Kwok

ワクチンに関する誤った認識が、過剰な対応を招き、真のリスクを明らかにすることさえ妨害することがある。

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John Salamoneはワクチン懐疑論者ではない。ワクチンが子どもに有害で、自閉症その他の病気の原因になるとする誤った説を、彼は一度たりとも信じたことはない。しかし不運にも、彼の息子Davidは1990年、経口ポリオワクチンを飲んでまもなく衰弱し、ハイハイできなくなった。それを通して、ワクチンがまれではあるが実際に副反応を起こすことを身をもって知った。理学療法士や医師の訪問を2年ほど受けた結果、Davidは免疫系が弱っていたせいで経口ワクチンからポリオ(小児麻痺)に感染したことが判明した。「言ってみれば、予防接種をしたその日に息子はポリオに感染させられたわけです」とSalamoneは話す。彼は非営利団体の役員を退き、現在は米国バージニア州マウントホーリーで暮らしている。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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