News Feature

第三の光受容細胞

Nature ダイジェスト Vol. 8 No. 5 | doi : 10.1038/ndigest.2011.110520

原文:Nature (2011-01-20) | doi: 10.1038/469284a | Seeing without seeing

Corie Lok

眼の光受容器といえば、10年前までは桿体細胞と錐体細胞だけだった。ところが第三の光受容細胞があることがわかり、いま、視覚における知識革命が起こっている。

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K. Snibbe/Harvard Univ.

Russell Fosterは、最初の被験者となった87歳の女性のことを今も鮮明に覚えている。彼女は、光を感じる視細胞である桿体と錐体が遺伝疾患のために変性し、50年前に失明していた。彼女自身、自分は何も見えないと信じていた。その日は、暗室内に座って、バックライトで照らされた曇りガラスに顔を向けてもらっていた。そして暗室内の光を青色に変化させたとき、彼女は少しためらった後、「何か光を感じます」と答えたのだ。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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