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日本の科学研究を改革するには「人」への投資が不可欠だ

Credit: Michael H/Stone/Getty

Natureにコメントを投稿しました。

日本の科学研究資金の状況はどんどん悪化し、研究の質の低下につながっていることは、ここ10年ほどさまざまな場面で指摘されてきました。しかし、具体的にどうすれば良いのかについて、これまでしっかりとしたアイデアは出されてきませんでした。そこで私たち138人の研究者の共著として、Comment記事「Japan must rethink its priorities in research funding」をNatureに投稿したのです1(2025年5月号「日本は研究助成の優先順位を再考するべきである」参照)。138人の中にはノーベル賞受賞者も3人います。記事の責任著者は、米国と中国でもポジションを持つ私が務めましたが、この記事は、「どうすれば良いのか」に対する私たち全員の共通見解です。

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Nature ダイジェスト Vol. 22 No. 6

DOI: 10.1038/ndigest.2025.250643

参考文献

  1. Goda, K. et al. Nature 638, 318–320 (2025).
  2. https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_wealthiest_charitable_foundations