Advances

ペンギンと作る汚染地図

ジェンツーペンギンは生息範囲が広いため、フォローアップ研究の対象に適している。 Credit: David Merron Photography/Moment/Getty

Philip Sontagは博士課程の学生のときに初めて南極を訪れ、変わった土産を持ち帰った。ペンギンの羽毛を詰め込んだ大きな袋だ。その後10年にわたって解析を行ったSontagらは、そうした羽毛を用いて南半球の野生生物を脅かしつつある水銀汚染の「生きた地図」を作製する方法を考案した。

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翻訳:鐘田和彦

Nature ダイジェスト Vol. 22 No. 6

DOI: 10.1038/ndigest.2025.250623a