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リスキーな遊びも時には必要

けがなどのリスクがある遊びを子どもに積極的に勧めることは、親の立場からは抵抗があるだろう。だが、リスキーな遊びが子どもの発達に有益なことは、研究ではっきりしている。

Credit: Eve Livesey/Getty

オーストラリア・メルボルン近郊の暖かく晴れたビーチで、Alethea Jerebineは娘たちが岩山をよじ登るのを見ていた。彼女らは、まだ10歳と13歳。岩山の所々には裂け目が口を開けている。「大丈夫かしら？」。Jerebineは急に心配になった。あまりの急斜面にJerebineは目まいを覚え、思わず「やめなさい」と声を掛けそうになった。

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翻訳：藤山与一

Nature ダイジェスト Vol. 22 No. 4

DOI: 10.1038/ndigest.2025.250422

原文

Why kids need to take more risks: science reveals the benefits of wild, free play
  • Nature (2025-01-09) | DOI: 10.1038/d41586-024-04215-2
  • Julian Nowogrodzki
  • 米国マサチューセッツ州ボストン在住のサイエンスライター・編集者

参考文献

  1. Hansen, E. B. & Breivik, G. Pers. Individ. Differ. 30, 627–640 (2001).
  2. Lavrysen, A. et al. Eur. Early Child. Educ. Res. J. 25, 89–105 (2015).
  3. Dodd, H. F., Nesbit, R. J. & FitzGibbon, L. Child Psychiatry Hum. Dev. 54, 1678–1686 (2023).
  4. Loebach, J., Ramsden, R., Cox, A., Joyce, K. & Brussoni, M. J. Outdoor Environ. Educ. 26, 307–399 (2023).