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デング熱のアウトブレイクは高温や降雨と同期している
デング熱を拡散させるヤブカ属(Aedes)の蚊は、温暖で湿潤な環境で繁殖する。 Credit: Soumyabrata Roy/NurPhoto via Getty
南北アメリカ大陸でのデング熱の主要なアウトブレイク(集団発生)は、エルニーニョ現象(全球的な気象擾乱を引き起こすことがある太平洋の海面水温の周期的な上昇)の約5カ月後に発生する傾向があることが、研究から明らかになった(T. M. Quandelacy et al. Sci. Transl. Med. 17, eadq4326; 2025)。一方、地域的なアウトブレイクは、夏の気温のピークから約3カ月後、降雨量のピークから約1カ月後に起こる傾向があることが分かった。
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翻訳:三谷祐貴子
Nature ダイジェスト Vol. 22 No. 11
DOI: 10.1038/ndigest.2025.251119
原文
When will dengue strike? Outbreaks sync with heat and rain- Nature (2025-08-20) | DOI: 10.1038/d41586-025-02677-6
- Mariana Lenharo
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