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オゼンピックの快進撃が続く:臨床試験で腎臓病への有益な効果が実証
ブロックバスター薬である2型糖尿病治療薬オゼンピック(一般名セマグルチド、肥満症治療薬としての商品名はウゴービ)が有効な疾患のリストに、新たな病名が加わる可能性がある。2024年5月24日、ストックホルム(スウェーデン)で開催された欧州腎臓学会の年次総会において、オゼンピックが2型糖尿病を伴う慢性腎臓病(CKD)患者の腎不全と死亡のリスクを有意に低下させることを示す臨床試験データが発表された。この研究を行った研究者らはこの結果を非常にうれしく思っており、オゼンピックが最終的には、より一般的な腎臓病の患者集団に有効であることが証明されるだろうと考えている。今回の臨床試験はこの目標に向けた第一歩なのだと彼らは言う。
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翻訳:三谷祐貴子
Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 9
DOI: 10.1038/ndigest.2024.240920
原文
Ozempic keeps wowing: trial data show benefits for kidney disease- Nature (2024-05-24) | DOI: 10.1038/d41586-024-01564-w
- Rachel Fairbank