News in Focus

胎仔から胎仔への移植がラットで初めて実証された

移植された組織は腎臓へと成長し、宿主の血管が腎臓に侵入し始めた。 Credit: K. Morimoto et al./bioRxiv

日本の外科医たちが、ラットの胎仔から摘出した腎臓組織を、まだ母親の胎内にいる別の胎仔に移植することに成功した。この研究を率いた東京慈恵会医科大学の腎臓専門医、横尾隆(よこお・たかし)によれば、この手術は、機能する腎臓を持たないヒト胎児に、いつの日かブタ胎仔の腎臓を移植するための第一歩なのだという。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

翻訳:古川奈々子

Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 8

DOI: 10.1038/ndigest.2024.240809

原文

First fetus-to-fetus transplant demonstrated in rats
  • Nature (2024-04-30) | DOI: 10.1038/d41586-024-01152-y
  • Smriti Mallapaty