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女性が学術界を去る最大の理由
米国の大学教員数千人を対象とした調査で、女性の大学教員が離職する最大の理由は、劣悪な「職場風土」であることが明らかになった。これには、差別、不適切な指導、孤立感など、さまざまな問題が含まれる。大学教員の定着度に関する研究には個々の機関に焦点を合わせたものが多いが、この最新の研究では珍しく、誰が辞め、誰がとどまるかについての概観が全国規模で捉えられていると、カリフォルニア大学デービス校(米国)の社会学者Kimberlee Shaumanは指摘する(彼女は今回の研究には関わっていない)。そのため、今回の分析結果は「どのような傾向があるか、信頼性の高い、より正確なイメージを与えてくれます」とShaumanは言う。この成果は、Science Advances 2023年10月20日号に掲載された(K. Spoon et al. Sci. Adv. 9, eadi2205; 2023)。
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翻訳:古川奈々子
Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 2
DOI: 10.1038/ndigest.2024.240213
原文
Toxic workplaces are the main reason women leave academic jobs- Nature (2023-10-20) | DOI: 10.1038/d41586-023-03251-8
- Saima Sidik
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