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ボルバキア法でコロンビアのデング熱発生率が大幅に低下
コロンビアの3都市では、共生細菌であるボルバキア(Wolbachia)を保有するネッタイシマカ(Aedes aegypti)の導入から数年で、デング熱の発生率が大幅に低下した。ネッタイシマカはデング熱の主な媒介昆虫だが、ボルバキアの特定の株に感染するとウイルスを媒介しにくくなることが知られている。ボルバキア感染蚊が十分に定着した地域では、デング熱の発生率は94~97%も低下していた。
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翻訳:小林盛方
Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 2
DOI: 10.1038/ndigest.2024.240215
原文
Dengue rates drop after release of modified mosquitoes in Colombia- Nature (2023-10-27) | DOI: 10.1038/d41586-023-03346-2
- Mariana Lenharo
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