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光を「時間スリット」で干渉させる

空間の二重スリット実験のコンピューター生成画像。波は2つのスリットで回折を起こし、位相の差から強め合ったり、弱め合ったりして、干渉パターンを作り出す。 Credit: Russel Kightley/SPL

有名なヤングの実験では、2つの狭いスリットを通過した光が自分自身と干渉し、スクリーン上に縞模様を作る。今回、英国の物理学者たちは、同様の効果が、空間的な2つのスリットではなく、時間的な2つのスリットでも起こることを示した。反射率が素早く変化する1つの鏡が、2つの「時間スリット」になってレーザー光に干渉が起こり、その周波数スペクトルに干渉縞が生じた。

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翻訳:新庄直樹

Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 7

DOI: 10.1038/ndigest.2023.230710

原文

Light waves squeezed through ‘slits in time’
  • Nature (2023-04-03) | DOI: 10.1038/d41586-023-00968-4
  • Davide Castelvecchi

参考文献

  1. Tirole, R. et al. Nature Phys. https://doi.org/10.1038/s41567-023-01993-w (2023).
  2. Tirole, R. et al. Phys. Rev. Applied 18, 054067 (2022).
  3. Bacot, V., Labousse, M., Eddi, A., Fink, M. & Fort, E. Nature Phys. 12, 972–977 (2016).
  4. Moussa, H. et al. Nature Phys. https://doi.org/10.1038/s41567-023-01975-y (2023).