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アウトブレイク報告回数が多いのはインフルエンザ、MERS、エボラ

Credit: Fayez Nureldine/AFP via Getty

感染症のアウトブレイクに関する世界保健機関(WHO)の報告を分析した研究者らは、過去23年間に世界で最も多くのアウトブレイク(集団発生)を引き起こした疾患はインフルエンザで、MERS(中東呼吸器症候群)とエボラウイルス病がそれに続くことを明らかにした1。この研究は、アウトブレイクがしばしば主観的な方法で報告されており、そのことが資源の配分方法に影響を及ぼしている可能性があることも浮かび上がらせた。

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翻訳:三枝小夜子

Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 5

DOI: 10.1038/ndigest.2023.230512

原文

Flu, MERS and Ebola — the disease outbreaks most frequently reported
  • Nature (2023-01-27) | DOI: 10.1038/d41586-023-00196-w
  • Sara Reardon

参考文献

  1. Carlson, C. J. et al. PloS Glob. Public Health 3, e0001083 (2023).