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ホモ・エレクトスとみられる良好な頭骨が中国中部で出土

2022年12月、研究チームは鄖県人3号の頭骨をようやく掘り出すことに成功した。中国湖北省鄖陽区にある学堂梁子遺跡にて。 Credit: VCG/Contributor/Visual China Group/Getty

中国中部、湖北省鄖陽(うんよう)区の西方20 kmの遺跡発掘現場で、2022年5月18日、古い頭骨が発見された。この場所から35 m離れた地点では1989年と1990年に、約90万年前のものとみられる2つの頭骨1が出土しており、今回見つかった頭骨も同じ旧人類種のものと考えられるという。鄖陽区はかつて鄖(うん)県と呼ばれていたことから、その2つの頭骨は「鄖県人(うんけんじん:Yunxian Man)頭骨」と命名された。

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翻訳:小林盛方

Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 3

DOI: 10.1038/ndigest.2023.230316

原文

Ancient skull uncovered in China could be million-year-old Homo erectus
  • Nature (2022-11-29) | DOI: 10.1038/d41586-022-04142-0
  • Dyani Lewis

参考文献

  1. Tianyuan, L. & Etler, D. Nature 357, 404–407 (1992).
  2. Vialet, A. et al. Comptes Rendus Palevol. 9, 331–339 (2010).
  3. Bahain, J.-J. et al. Anthropologie 121, 215–233 (2017).